はじめに

はじめに

ごあいさつ

松崎研究室では、iTLの講義で学んでいる「情報の仕組み」を使いこなせるようになることを目指します。その際に、政策や法制度の動向についても把握していることを理想と考えています。 主な研究・活動領域として「アンビエント×セキュリティ」を掲げています。

アンビエント

そもそもこのアンビエントという言葉に首をかしげた人もいるかもしれません。「環境の」、と訳される言葉で、音楽のアンビエント・ミュージック(環境音楽)で一般的になった言葉です。集中して聞くわけではなく、かすかに流れている音楽です。 アンビエント・インテリジェンス(環境知能)という、ヒトを取り囲む環境がヒトの状況を理解してサービスを提供するというコンセプトも昔からあります。

セキュリティ

今では日々の生活やライフサイクルに情報技術が浸透し、新しいビジネスを始める場合も、デジタル化を進める際にも、さらには人口の減りつつある社会でインフラを維持していくためにも情報技術への依存度は高まるでしょう。しかし、依存度が高まれば高まるほど、サイバー攻撃等による被害のリスクが高くなります。そのため、セキュリティの維持もやはり重要になってきます。

アンビエント×セキュリティ

この2つの言葉から、セキュリティがあまり意識されずに維持されている状態をイメージしています。 どこでも鉄壁の要塞で専属部隊が守る監視社会というよりは、おのおのがセキュリティを維持する所作振る舞いを自然として、それでいてセキュリティが保たれているような姿を思い描いています。 セキュリティ確保のための自動化や、そもそもセキュリティの脆弱性を生みづらい開発の方式なども合わせて追求していけたらと考えています。

国際情報学演習(ゼミ)について

国際情報学演習(ゼミ)では、これから社会に出て活躍するための基礎としてのセキュリティ・プライバシーを、スマートホームやスマートシティを題材に学びます。その上で、情報の仕組みを学ぶ目的意識を明確にできるように、各人で興味を持つ内容に取り組みます。スマートホームやスマートシティのテーマを深掘りすることや、少し目線を変えて、国際的な教育支援にデータ分析の仕組みを組み込むことなどを行います。